DECK TECH:小松智史の「ジェスカイの隆盛」コンボ by LMCCカバレージ班

「タルキール入りスタンダードには、最速3キルのデッキが存在する」
「モダンでは3キル安定でキーカードはモダン禁止候補らしい」

そんな噂が飛び交うあのデッキをLMCCでも発見した。
乗り手はちょっと意外なこの男である。

かつてミスターLMCを連覇した小松智史。しばらくタイトルとはご無沙汰だが、復活の狼煙を上げるか。

――デッキの基本的な動きを教えてください

小松「マナクリーチャーから《ジェスカイの隆盛》を貼って、ばーってして無限です!」

……実際に回しているところを見せてもらおう。


1ターン目:《神秘の僧院》
2ターン目:《森》、《森の女人像》
3ターン目:《奔放の神殿》で土地をボトムへ、《爪鳴らしの神秘家》を変異でプレイ
4ターン目:《爪鳴らしの神秘家》を表向きにして《ジェスカイの隆盛》をプレイ。
既に場にマナクリーチャーが2体いるのでクリーチャーでない2マナ以下の呪文は
フリースペルのような状態で唱えることができ、かつ1ドロー1ディスカードが発生する。

《ドラゴンのマントル》は1マナ増やして手札を補充でき、《撤回のらせん》で繰り返しマントルを戻すことができるようになればループが成立。あとは大きくなった《爪鳴らしの神秘家》でワンパンKOである。

構造上《ジェスカイの隆盛》を引かないと話にならないのだが、《神々との融和》で墓地を肥やしつつ探したり、墓地が十分にあれば《宝船の巡航》で手札の補充もできる。


――どういった読みでこのデッキを持ち込んだのですか?

小松「ミッドレンジには有利がつくのと、まだわからん殺しがありますよ!
早いデッキだけはキツいですが、サイドからたっぷり除去を積みます!」

――工夫した点はありますか?

小松「並べてくるデッキに対して《燃え盛る怒り》を1枚だけ積みました。これで勝ちっすよ!」


相変わらずの軽い口調ではあるが、何せファイナルズ準優勝のあの小松である。
何かやらかしてくれるかもしれない。