Written by Yui Takagi
トレーディングカードゲーム(以下TCG)の先駆けとしてマジック・ザ・ギャザリングが世に出たのが1993年、そしてこのゲームは何度もの過激な変革とそのたび湧き上がる衰退論を乗り越え、今なお日本のみならず世界で親しまれるゲームであり続けている。
これまでにTCGはマジック以降数多の作品が世に放たれたが、現在まで多くの人に長く遊ばれているものは片手で数える程度しかない。
TCGの繁栄に必須なものは何か、それはとにもかくにも遊ぶ相手がいること。
しかしながら、黎明期は遊ぶ相手を見つけることも大変だった。
そもそも、足りないのは人だけではなかった。
今でいうデュエルスペースも圧倒的に不足している時代だった。
初めて日本代表に選ばれた人たちは、代々木のマクドナルドでデッキ調整していたのだ。
宮坂健氏は少しでも多くの人々にマジック・ザ・ギャザリングで遊べる場を提供すべく、1996年にあるトーナメントを千葉で開催する。
「Lunatic Moon Convention」
飢えたる狼男たちが、狂える月のもとに集った。
何度も巡り合い言葉を交わし拳を交えれば、いずれか誰かが声高らかに叫ぶ日が来る。
「誰が本当に強いのか、決めようじゃないか!」
これは「MAGIC DAIRY NEWS」という、ある意味マジック遺産に登録してあげたいほど貴重なホームページの参考資料を基に、筆者が個人的に編纂したチャンピオンシップ17年間の記録である。今週末に開催されるLMCCにこれだけの歴史が詰め込まれている、そのロマンを少しでも感じていただけたら幸いである。
LoMの時代 黎明~黄金期
【Lord of Magic Championships 1998】リンク
開催日:1998年12月20日
開催地:千葉市民会館(千葉県千葉市中央区)
フォーマット:スタンダードスイスドロー4回戦+決勝トーナメント3回戦
使用可能エキスパンション:5th、テンペスト、ストロングホールド、エクゾダス、ウルザズサーガ
参加者数:53名
「Lord of Magic Championships(以下LoMC)」という名の下で初めて招待制トーナメントが開催されたのは1998年、マジック・ザ・ギャザリングの日本語版がはじめて第4版で発行された2年後の冬だった。
1998年に開催された「Lunatic Moon Convention(以下LMC)」のベスト4とJapan Open参加者、そしてLMCで積み上げたマッチポイント上位8名、計64名が招待された。
そのうちの9割ほど、53人がこのトーナメントに参加するという、初回からプレイヤーを惹きつけたこの大会は、しかしながら予選が4ラウンドしかない(適正ラウンド数は6)黎明期特有の地獄で待ち受けた。さらに1998年冬といえばあの悪名高い「MoMaの冬」、あちらこちらで咲き狂う1ターンキル、厳格という言葉では生ぬるいジャッジング指針(※)に加え3勝1敗でオポ勝負、2人しか抜けないというスイスドローという名の予選トーナメント…その時の千葉市民会館は阿鼻叫喚だったものと推測される。
この地獄を潜り抜けたのが、畠弥峰。
彼は1週間後に開催された「The Final 98」というMoMaの蟻地獄にあえてアンチMoMaを持ち込みベスト8入賞を果たしている。
※《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold(STH)》でクリーチャーを積む能力を起動をする前にちゃんとマナを出さなかったため、相手が「要塞からマナを出した!」と主張するとそれが認められる、といった事例が散見された。
【Lord of Magic Championships 1999】リンク
開催日:1999年12月19日
開催地:千葉市民会館(千葉県千葉市中央区)
フォーマット:スタンダードスイスドロー6回戦+決勝ダブルエリミネーション3回戦
使用可能エキスパンション:6th、ウルザブロック、メルカディアンマスクス
参加者数:61名
さすがに昨年の予選4ラウンドはやりすぎだったと感じたのか、この年の予選はラウンドが適正数に調整されている。しかしながら、3位以下をきっちり決めるために決勝がダブルエリミネーション(2回負けると敗退)になっているのが興味深い。賞品は3,4位がマスクス18パック、5~8位がマスクス9パックと、、、そこまで厳密に順位づけしなくてもよさそうなのだが…。
このトーナメントも詳細な記録はないが、スタンダードのデッキとしては「ストンピィ」「青茶単」「ピットサイクル」「エイトクルセイド」「リス対立」「アデプトグリーン」…非常に多彩なデッキが激闘を繰り広げたようである。
そして驚くことに、この大会で優勝したのも畠弥峰!なんと2連覇!
このころのRPGマガジンを読むと彼の名前がよく出てきたものだ。本当に強かった!
【Lord of Magic Championships 2000】リンク
開催日:2000年12月2~3日
開催地:千葉市民会館(千葉県千葉市)
フォーマット:1日目(予選)インベイジョンブースタードラフトスイス6回戦
2日目(予選)スタンダードスイス6回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:6th、マスクスブロック、インベイジョン
参加者数:74名
この年からLoMCは大きな転換点を迎える。
まず、トーナメントが現在のような2日制となったこと。
それにともない、スタンダードのほかにドラフトも組み込まれたこと。
そして、招待をLMCのみでなく近隣トーナメントからも募ったこと。
特に一番最後のインパクトは大きく、これまで「千葉県最強決定戦」であったLoMCを「関東最強決定戦」にまで押し上げることとなった。
千葉県外からも多くの強豪プレイヤーが集い、新たな知識と新たな人脈が多く紡がれた。このトーナメントは神奈川の古豪・樽元気がレベルウィニーで栄光を手にした。彼はその後多くのプロツアー予選を勝ち抜く存在となる。
ちなみに優勝賞品はアンリミテッド板《Black Lotus》か現金25000円が選べたという。
オブラートに包まないキャッシュお渡しが、今思えば大らかな時代であった。
なお、当時は「チーム宗男四天王」の一員で関東人に対してジャックナイフのように尖っていた、のちの「Four times Pro Tour Top8」有田隆一が初参戦しさっそくトップ8に入賞したのもこの大会である。
【Lord of Magic Championships 2001】リンク
開催日:2001年10月27~28日
開催地:新日鐵幕張研修センター(千葉県千葉市美浜区)
フォーマット:1日目:(予選)オデッセイロチェスタードラフトスイス6回戦
2日目:(予選)スタンダードスイス6回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:7th、インベイジョンブロック、オデッセイ
参加者数:45名
LoMCはついに千葉市民会館を飛びだし、その後はは毎年会場が変わるジプシー時代を迎える。ちなみにこの会場には宿泊施設もあり、5000円で宿泊できたとのこと。2日制トーナメントにもってこいのマジゴッドっぷりだ。
この年の予選トーナメントは
・千葉:Lunatic Moon Convention (千葉市中央区)
・東東京:APOC Wars (江戸川区中央)
・西東京:The Mages of Zodiac (調布市)
・東神奈川:Wizard's Carnival (川崎市高津区)
・西神奈川:Rings (横須賀市)
・茨城:Concordant Crossroad Convention (つくば市筑波大学構内)
と、1都3県6か所にも渡った。
2015年度殿堂プレイヤーに選出された八十岡翔太がLoMCにその名を見せ始めるのがこの年。LoMCがブロック変革直後に開催されるためメタゲームもへったくれもない環境なのだが、その後毎年のように「ヤソコン」と呼ばれる独特チューンのデッキが持ち込まれ、ボジョレヌーヴォーのごとく「今年のヤソコンの出来は~」とお互いに品評するのが秋の風物詩となる。
このLoMC2001を制したのが、赤緑黒ステロイドを駆る神奈川の岡田渉だった。
彼もこのころのPTQをたびたび抜ける強豪であった。
【Lord of Magic Championships 2002】リンク
開催日:2002年10月19~20日
開催地:小松川区民施設(東京都江戸川区)
フォーマット:1日目:(予選)オンスロートロチェスタードラフトスイス6回戦
2日目:(予選)スタンダードスイス6回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:7th、インベイジョンブロック、オデッセイブロック
参加者数:43名
ついに千葉発のLoMCは千葉県を飛び出して東京都での開催となる。
スタンダードはサイカトグデッキが猛威を振るった。《激動/Upheaval(ODY)》《サイカトグ/Psychatog(ODY)》《島/Island》で《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》構えの流れに抗うのはたやすくなく、決勝ラウンドには8人中4人がサイカトグデッキで名乗りを上げた。
優勝には、サイカトグを操る埼玉の古豪・「龍王」池田啓が輝いた。
【Lord of Magic Championships 2003】リンク
開催日:2003年10月18~19日
開催地:小松川区民施設(東京都江戸川区)
フォーマット:1日目:(予選)スタンダード3回戦+ミラデインロチェスタードラフト3回戦
2日目:(予選)ミラデインロチェスタードラフト3回戦+スタンダード3回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:8th、オンスロートブロック、ミラディン)
参加者数:56名
この年からプレミアイベントの潮流を受けて、初日2日ともにスタンダードとドラフトを行うジグザグフォーマットに移行。
この年のベスト8は例年になく濃いメンバーとなった。
御存じクイックシルバー 森勝洋
2003年PTニューオーリンズベスト8 横須賀智裕
日本三大地雷 射場本正巳
2015年殿堂 八十岡翔太
2003年日本代表 田中久也
八王子四天王 浅原晃
リミッツ2008覇者 山崎雄毅
そして2003年世界選手権出場 熱田直央。
誰が勝ってもその名に恥じない、決勝ラウンドを制したのは弱冠16歳の熱田直央だった。
【Lord of Magic Championships 2004】リンク
開催日:2004年10月16~17日
開催地:千葉県労働者福祉センター(千葉県中央区)
フォーマット:1日目:(予選)スタンダード3回戦+神河ブロックロチェスタードラフト
2日目:(予選)神河ブロックロチェスタードラフト+スタンダード3回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:8th、ミラディンブロック、神河物語
参加者数:68名
久しぶりに会場は千葉市へ。
この年はアーティファクト土地や《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》がまだ禁止されていなかった神話が環境を席巻、決勝は神話5名 vs 有田・射場本の《死の雲/Death Cloud(DST)》 vs 志村一郎 孤高のポンザの対決構図となり、結果的には三田村和弥の操る親和がある意味順当な勝利をもたらしたのだった。
ちなみにこれが、県外でLoMC予選を行うようになってはじめての千葉勢優勝である。
【Lord of Magic Championships 2005】リンク
開催日:2005年10月15~16日
開催地:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
フォーマット:1日目:(予選)スタンダード3回戦+ラヴニカブースタードラフト3回戦
2日目:(予選)ラヴニカブースタードラフト3回戦+スタンダード3回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:9th、神河ブロック、ラヴニカ
参加者数:125名
会場は、当時LMCが東京出張して開催されていた時の主要会場・国立オリンピック記念青少年総合センターに。関東でもアクセスの良いこの会場ではのちにリミッツ予選など公式大会でも使用されることになる。立地の影響か125名ものプレイヤーが参加した。
この年は青単の「ヤソコン」大豊作の年で決勝に3名を輩出、そして決勝はなんと75枚まったく同じヤソコンミラーマッチとなった。
チャンピオンは有留知広。PWCで力をつけてきた新鋭若手で、その後2008年PTベルリンでは第9位とあと一歩の所まで迫っている。
【Lord of Magic Championships 2006】リンク
開催日:2006年10月14~15日
開催地:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
フォーマット:1日目:(予選)スタンダード3回戦+時のらせんブースタードラフト3回戦
2日目:(予選)時のらせんブースタードラフト3回戦+スタンダード3回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:9th、ラヴニカブロック、コールドスナップ、時のらせん
参加者数:106名
時のらせんをきっかけに、トーナメントシーンではしばらくマジックから離れていたプレイヤーたちがノスタルジーさに惹かれてトーナメントシーンに戻ってくるケースがみられるようになった。
この年の優勝は鈴木貴大。のちにプレミアトーナメント界を蹂躙していくことになる。
環境初期に持ち込んだ白青黒コントロールは、のちに洗練され「太陽拳」という名を冠して世界に広くその名を轟かせることになった。
しかしながら、LoMCはこの年で突然の終焉を迎える。(http://magicdailynews.com/20080206.html)
欠食児童たちの戦いに対する飢えを潤すため、黎明期からその屋台骨としてトーナメントシーンを支えてきたが、時代は移り変わりトーナメント飽食時代となり、主催宮坂氏はLoMCの役割は終わったとして、その幕をいったん下ろした。
LMCCの誕生~現在まで
だが、地域最強を決める役割を果たすと思われた都道府県選手権が数年で中止になってしまい、コミュニティ最強を決めるトーナメントを望む声が再び高まったことから、宮坂氏は「千葉最強を決めるトーナメント」として「Lunatic Moon Convention
Championship(以下LMCC)」としてトーナメントを再誕させたのだった。
【LMC Championships 2008】リンク
開催日:2008年10月26日
開催地:千葉市民会館(千葉県千葉市)
フォーマット:(予選)スタンダード8回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:10th、ローウィンブロック、シャドウムーアブロック、アラーラの断片
参加者数:87名
トーナメントはLMCのスタンダード最強を決める戦いとして密やかに復活した。
この年はLoMC2002 準優勝の平山大輔が、王道フェアリーデッキで優勝を果たす。
なお、この年からポイントレーストップには「Mr.LMC」の称号が与えられ、初代には増野良輔が就任した。
【LMC Championships 2009】リンク
開催日:2009年10月24日
開催地:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
フォーマット:(予選)スタンダード8回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:M10、アラーラブロック、ゼンディカー
参加者数:73名
この年からは前日に「LMC Draft Meister」というドラフトのみで覇権を争うトーナメントが増設され、LMCCはスタンダード最強を決める位置づけとなった。
2008年度Mr.LMC増野良輔が、2009年度Mrは逃したものの、LMCCでは並み居るジャンドデッキをバントで跳ね除け優勝を飾った。
このころの増野は本当に強く、フィーチャーマッチには多数の「
増野ファン」と「アンチ増野ファン」が軽く煽りあっては、増野の勝利に静かな溜め息を漏らすのがお約束であった。
2009年度Mr.LMCは、まだ追っかけになる前の田部敬太が就任。
【LMC Championships 2010】リンク
開催日:2010年10月17日
開催地:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
フォーマット:(予選)スタンダード8回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
(M11、ゼンディカーブロック、ミラディンの傷跡)
参加者数:72名
他のコミュニティに比べると黎明期からのプレイヤーが多いことも影響してか平均年齢が高めのLMCであるが、この年はLMC常連の若手の躍進が目立った。優勝は根気強くエルフデッキを磨き続けた「魔界の寵児」鈴木大輝、2010年度Mr.LMCには小松智史が輝いた。
また、本大会の決勝で敗れた春日亮佑がその4年後にGP名古屋を制するとは、この時だれが想像出来ただろうか。
【LMC Championships 2011】リンク
開催日:2011年10月23日
開催地:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
フォーマット:(予選)スタンダード8回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:M12、ミラディンの傷跡ブロック、イニストラード
参加者数:74名
白緑ビートが闊歩するメタゲームを、板東潤一郎の妖刀「人類の英知」がばっさり散らして戴冠!
10数年にわたる「人類の英知」布教活動に、ついに一つの成果を残した。
また、Mr.LMCには2年連続で小松智史が輝いた。
【LMC Championships 2012】 リンク
開催日:2012年10月13~14日
開催地:千葉市民会館(千葉市中央区)
フォーマット:1日目:(予選)スタンダード4回戦+ラヴニカへの回帰ブースタードラフト3回戦
2日目:(予選)ラヴニカへの回帰ブースタードラフト3回戦+スタンダード4回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:M13、イニストラードブロック、ラヴニカへの回帰
参加者数:53名
3年にわたりドラフトとスタンダードは別のトーナメントで行われていたが、原点回帰としてLoMCと同じジグザグフォーマット・2日制トーナメントに再編された。
参加者53名ながら、2日間予選14回戦決勝3回戦の長丁場トーナメントとなりギャ猿の飢えを大いに満たすこととなった。
決勝ラウンド1回戦で三原槙仁が萩原紀幸を下した時点で三原の2012年度Mr.LMCが確定。三原はこのまま決勝に進出しLMCCとの二冠なると思われたが、ドラゴンで世界を獲った男を阻んだのは、武田浩信が叩きつけたドラゴン《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite(M13)》だった。
【LMC Championships 2013】リンク
開催日:2013年10月5~6日
開催地:千葉市民会館(千葉市中央区)
フォーマット:1日目:(予選)スタンダード5回戦+テーロスブースタードラフト3回戦
2日目:(予選)テーロスブースタードラフト3回戦+スタンダード4回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:M14、ラヴニカへの回帰ブロック、テーロス
予選はなんと15回戦にも及び、ついにはカバレージチームが1人、また1人と倒れたため、決勝の一部のカバレッジが永遠に失われる失態となった。
優勝は鵜澤雄一。昨年惨敗した悔しさを胸に苦手なドラフトを克服、決勝は三原槙仁を下した。三原は2年連続の準優勝となったが、この年もMr.LMCを獲得しプロプレイヤーの格を示した。
【LMC Championships 2014】リンク
開催日:2014年10月4~5日
開催地:千葉市民会館(千葉市中央区)
フォーマット:1日目:(予選)スタンダード5回戦+タルキール覇王譚ブースタードラフト3回戦
2日目:(予選)タルキール覇王譚ブースタードラフト3回戦+スタンダード3回戦
(決勝)スタンダードシングルエリミネーション
使用可能エキスパンション:M15、テーロスブロック、タルキール覇王譚
参加者:47名
初めて「LMC秋田」からの刺客(今野皇星)が登場。
決勝はアイマス団体「921組」から3名が送り込まれ、決勝は2連覇を目指す鵜澤雄一を、三原の魂をデッキに込めた吉森奨が下して頂点を掴んだ。
また、Mr.LMC争いは史上初のタイブレークに持ち込まれ、二通駿介が石川智康を破り襲名した。
第1回LoMCから今年で17年。
マジックの黎明期から現在まで、紆余曲折はあれど、なんとかここまで続いている。
LMCは今も戦う君とともに歩みつづけている。そして見守り続けている。
君の挫折に。君の努力に。君の成長に。君の栄光に。
私は今年も、君が残した証を後世に残すため、その手助けをさせていただく。
おまけ:Four times Pro Tour Top 8 collection
13回出場、7回ベスト8、打率5割3分8厘。
一線からは引いているものの、今も主導権は渡さない所存らしい。
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