Round 6:「これが、魔王の道」三原槙仁(千葉) vs. 萩原玄太(三重)

 By Yui Takagi

 

殿堂プレイヤー三原はここまで貫禄の5連勝。

三原ファン情報によると、嫁(Olivia Voldaren / オリヴィア・ヴォルダーレン)から

「子供の体調が悪いから目がなくなったら早く帰れ」

と申しつけられているらしいが、このままではとても今週末帰れそうにない。

さて、ここで対峙するのは晴れる屋からの刺客、萩原玄太。

彼もまた、GP千葉で挙式中にインスタントタイミングでプロポーズを決めたツワモノである。

リア充同士の対戦、さてさてどうなりますか。

 

Game 1

先手は萩原、しかしマリガン。三原は余裕の満額キープ。

 

萩原は《泥這い/Sludge Crawler》スタート。

三原「バケモン!ふざけてる!」

三原は《肥沃な茂み/Fertile Thicket》でまずはマナ整備に取り掛かるがそんなのに付き合ってられない萩原は続いて《淘汰ドローン/Culling Drone》も追加し三原のデッキをむしゃむしゃバリバリ。

三原は第2ターン《進化する未開地/Evolving Wilds》フェッチ経由で3/4の《タジュールの重鎮/Tajuru Stalwart(BFZ)》。ここで萩原の進撃は止まる。

さらに三原が繰り出すのは《目なしの見張り/Eyeless Watcher》。萩原は場に沼を4枚並べるが後続が出ない。

 

しばらくして、ようやく島にたどり着いた萩原は《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner》で軸を空に移そうとするが三原は《自然の繋がり/Natural Connection》《未開地の捜索/Seek the Wilds》でマナ基盤を盤石にすると《荒廃を招くもの/Blight Herder》を送り出す

 

萩原は《掴み掛かる水流/Clutch of Currents》を覚醒なしでプレイし《荒廃を招くもの》を追い返しての総攻撃。三原に5点のダメージを与え三原の末裔トークン2体・《目なしの見張り》と萩原の末裔トークン・《淘汰ドローン》を交換する。三原は残り10

 

三原は《ぬかるみの敵意/Mire’s Malice》覚醒でで萩原の3枚の手札を責め立てる。《巻き締め付け/Tightening Coils》と《水の帳の分離/Part the Waterveil》が墓地へ落ちていく。

萩原は《塵の予言者/Oracle of Dust》を送り出す。この3/5を三原が越えられない。

萩原はその間に《空中生成エルドラージ》でこつこつクロックをかける。

このまま押し切るか?

…否、三原は《エメリアの番人/Emeria Shepherd》から平地で《目なしの見張り》を釣り上げる。萩原は《塵の予言者》の力で回答を求めに走る。《風乗りの巡回兵/Windrider Patrol》が墓地に落とされるのを見て驚く三原。

 

そして萩原はおもむろに《空中生成エルドラージ》で殴りだす萩原。いぶかしげに《エメリアの番人》でブロックする三原。

萩原は右手一閃、手札のカードを振り上げたが…

「《大群の殺到/Swarm Surge》みながら)これソーサリーだったよ~!!」

結果チャンプアタックになってしまい動揺する萩原。

三原は動じることなく《輝く光波/Brilliant Spectrum》で引き増し、さっき戻された《荒廃を招くもの》再び。

地上も空中もみごとに掌握した三原。残ったライブラリーの枚数も確認し抜かりはない。

萩原も《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》を出し、攻撃することで三原の残りライフ6点をガードの上から削るプランに切り替えるも、三原の《回生の天使/Angel of Renewal》がその線もケアし貫禄の勝利。

三原 1-0 萩原

三原の4色収斂もしっかりした出来だが、萩原の青黒嚥下もしっかりまとまっており、なかなかいいデッキである。

 

 

Game 2

先手の萩原はまた6枚からのスタート、今後は島しか並ばずしかも2枚で止まる。

三原は3ターン目に3色そろえ《タジュールの重鎮》《目なしの見張り》で介錯した。

三原 2-0 萩原