ドラフト最終ラウンド、ここでは秋田勢で健闘している齋藤と「千葉のマスコット」長谷川のポッド全勝をかけた戦いをお送りする。

長谷川はここまで秋田勢を3人倒したとのことで、千葉の洗礼を着実に浴びせ続けている。

ここでも千葉の厳しさを教え込むことになるのか。

齋藤は秋田勢としてここまでベスト8進出の可能性が残るラインで検討している。

昨日は千葉勢との飲み対抗戦とハーゲンダッツじゃんけんも経験し、千葉の文化をスポンジのごとく吸収している。

ここで千葉勢にお礼をぶちかますことができるか。 

 

Game 1

長谷川先手で試合開始。

まずは長谷川が《淘汰ドローン/Culling Drone》《ハグラの名射手/Hagra Sharpshooter》と展開。齋藤の出した《水底の潜入者/Benthic Infiltrator(BFZ)》は総攻撃でブロックさせると《異常な攻撃性/Unnatural Aggression》で除去。齋藤は《水底の潜入者》をおかわりし、長谷川は攻撃を重ねて5マナから《コジレックの媒介者/Kozilek’s Channeler》につなぐ。

齋藤は《破滅を導くもの/Ruination Guide》で《水底の潜入者》を2/4としただでは帰さない盤面を作り、長谷川は《オラン＝リーフのハイドラ/Oran-Rief Hydra》追加のみにとどまる。

齋藤も《真っ逆さま/Sheer Drop》覚醒でマナを使った《コジレックの媒介者》を葬り、この時点でクリーチャー数はイーヴンに。

若干長谷川が攻め齋藤が受けの状態で、齋藤はマナをすべて起こしたままのエンド。そこに長谷川が《音無く飛ぶもの/Silent Skimmer》を追加しようとするとこれが《呪文萎れ/Spell Shrivel》ではじかれる。そして齋藤の場に《幽霊の歩哨/Ghostly Sentinel》が現れると立場は逆転。長谷川はタッチカラーの島を引き込む。ここは手札の《掴み掛かる水流/Clutch of Currents》をぐっとこらえて《泥這い》のみで攻撃し齋藤が覚醒した3/3土地と《水底の潜入者》でブロックしたので《水底の潜入者》と交換。

齋藤はさらに《雲マンタ/Cloud Manta》《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner》（3/1）と航空戦力を追加。長谷川も《空乗りのエルフ/Skyrider Elf(BFZ)》で受けに出るが齋藤はレッドゾーンに送る手を止めない。さらに《波翼の精霊/Wave-Wing Elemental》まで投入される。長谷川も黙ってはいない。エンドに《ハグラの名射手》で《空中生成エルドラージ》を撃墜、そして《波翼の精霊》を《掴み掛かる水流》（覚醒なし）し9/9トランプルに成長した《オラン＝リーフのハイドラ》を突っ込ませる。齋藤のライフは8、何度もブロックを吟味してフルブロックを選択し、《二人戦術/Tandem Tactics》まで注ぎこんで《幽霊の歩哨》《破滅を導くもの》との交換にとどめる。

長谷川は《威圧ドローン/Dominator Drone》を追加しなんとか攻め立てたが、齋藤の《波翼の精霊》に《音無く飛ぶもの/Silent Skimmer》まで出されては、豊富な航空戦力に屈するのだった。

 

齋藤 1-0 長谷川

Game 2

長谷川が《淘汰ドローン》《空乗りのエルフ》（3/3）と激しい滑り出し。

齋藤は初動《音無く飛ぶもの》でブロックに割り当てるも長谷川の追撃が《タジュールの重鎮/Tajuru Stalwart》（3/4）《捕らわれの宿主》と激しい。

続いて《幽霊の歩哨》も出してみたが長谷川も《音無く飛ぶもの》を追加し、続く総攻撃で残りライフ1まで追い込まれる。

しかし齋藤は落ち着いていた。長谷川の《音無く飛ぶもの》を《真っ逆さま》覚醒、さらに《ぬかるみの敵意/Mire’s Malice》覚醒で長谷川の虎の子《骨の粉砕/Bone Splinters》を叩き落とし空にする。あろうことかここで覚醒したのは《乱脈な気孔/Shambling Vent》でこのままゲインライフで逆転と思われた。

が…長谷川のトップデッキは会心の《掴み掛かる水流》だった。

 

齋藤 1-1 長谷川

 

Game 3

後手の長谷川が6枚からのスタート。

長谷川の初動《虚空の従者/Void Attendant》を齋藤が《完全無視/Complete Disregard》。続いて長谷川が《音無く飛ぶもの》を出すも、齋藤が《グリフィンの急使/Courier Griffin》《雲マンタ》。長谷川は《雲マンタ》を《垂直落下/Plummet》するが残った2枚の手札を齋藤が《ぬかるみの敵意/Mire's Malice》で叩き落とすとさらに《幽霊の歩哨》まで追加される。齋藤の航空戦力を長谷川は《音無く飛ぶもの》で受け続けるが、戦線が《二人戦術/Tandem Tactics(BFZ)》で決壊すると長谷川は押し流されてしまった。

 

齋藤 2-1 長谷川

 

齋藤が秋田勢の心意気をドラフト3連勝で昇華してみせた！