準々決勝:「眼光の先に見据えたもの」増野良輔(千葉) vs. 藤本洋介(千葉)

 By Yui Takagi

今年度のLMCCも総決算の決勝戦。

トップを走る奥田がベスト8進出を逃し、増野は現時点で奥田を抜きトップに躍り出た。

しかし、8点差で増野を追う魔王三原も決勝に進出、三原が優勝すると増野は準優勝しないと抜かれてしまう状況にある。ここが是が非でも突破したい。

対する藤本にもこのトーナメントで自分の店を宣伝する必要がある。

カードショップG-3は茨城県神栖町(http://cardshopg-3.jimdo.com/)で営業中!

マジックもミニ四駆もできるのでよろしく!

…宣伝したよ、藤本さん!今週は銚子で当直だから帰りに寄るわっ!

 

Game 1

先手は上位の増野だが、手札6枚スタート。

まずは藤本が《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》を1/1で仕掛けるがこれを増野が《龍詞の咆哮/Draconic Roar(DTK)》する動き。残された飛行機械の進路を阻むように増野は《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》を送り出す。

藤本は返しで《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》を。しかし増野は《氷瀑の執政/Icefall Regent(DTK)》でこれを寝かせて思わず藤本「キツい」ともらす。

返しに飛行機械を赤い帯に送り出す藤本。不審な攻撃に警戒してスルーすると《風番いのロック/Wingmate Roc(KTK)》が強襲してきて上空は詰まって増野は殴れなくなった。

さらに続くターンにも藤本は飛行機械を攻撃させる。これはさすがにブロックされるが当然続くのは《風番いのロック》2枚目!

増野は《空乗りのエルフ/Skyrider Elf(BFZ)》を5/5で出してみるものの、でっかい鳥の大群のまえに全く攻められる気配がない。藤本は《アブザンの魔除け/Abzan Charm(KTK)》で除去を試みたが《頑固な否認/Stubborn Denial(KTK)》でこれが許されない。

藤本は2枚目の《搭載歩行機械》3/3を、増野は2枚目の《空乗りのエルフ》5/5を繰り出し場はますます膠着。藤本はさらに《包囲サイ》おかわり。ライフはこの時点で増野11、藤本13

さらに藤本は変異を出すが《棲み家の防御者/Den Protector(DTK)》で《アブザンの魔除け》を拾おうとしている意図は明白。だとすると増野はますます苦しくなる。

膠着すると着々と《搭載歩行機械》が成長していくので。増野はそれをよしとせず2枚目の氷瀑で《搭載歩行機械》のスイッチを止める。藤本、予想通りの変異解除から《アブザンの魔除け》回収、これを《雷破の執政》に放ちついに除去成就。さらに《絹包み/Silkwrap(DTK)》で《空乗りのエルフ》を狙うがこれは《頑固な否認》で許されない。

増野は3枚目の《氷瀑の執政》で《風番いのロック》を1体寝かせる。膠着した盤面、藤本は《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》をプレイし即座に紋章作成!《包囲サイ》が殴りにかかる。1度は通したものの、2度目は通せないのでやむなく《空乗りのエルフ》と相打ちになる。増野は残り6点。しかし増野の場に3枚目の《空乗りのエルフ》が現れ場はまた膠着。藤本は《乱脈な気孔/Shambling Vent(BFZ)》を攻撃させ、一方的に打ち取られる代わりにライフを得る。これで藤本は13に。

 

増野「これで殴れるかなあ」

増野「我慢できねえ~全部殴りてえ~」

 

増野の場に《空乗りのエルフ/Skyrider Elf(BFZ)2体《氷瀑の執政/Icefall Regent(DTK)4

藤本の場にアンタップしているのは2体の4/5になっている鳥と《棲み家の防御者/Den Protector(DTK)》だけ。手札は1枚。

 

増野「もういいや!行っちゃえ!」

じれてしまった増野、オールイン!

しかし藤本は場に残されたもう1枚の《乱脈な気孔》をクリーチャー化すると《ドロモカの命令》で《氷瀑の執政》が撃ち落とされ、ダブルアップにはならなかった。

 

増野 0-1 藤本

 

Game 2

藤本が《始まりの木の管理人/Warden of the First Tree(FRF)》からスタート。

増野は《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic(KTK)》でマナを伸ばしにかかる

藤本は《始まりの木の管理人》を3/3にして攻撃。対する増野は返しで《始まりの木の管理人》を《龍詞の咆哮》で捌く。

藤本に後続はなく、増野は《雷破の執政》を繰り出しプレッシャーをかけていくがこれを《アブザンの魔除け》。増野は続いて《空乗りのエルフ》を4/4で呼び出す。藤本はこれを《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》していく。

そして増野、力尽きた…といいながら《獣呼びの学者/Beastcaller Savant(BFZ)》を呼び出し《爪鳴らしの神秘家》ともどもレッドゾーンへ。藤本のライフは6になる。藤本は《包囲サイ》でこの進撃を阻もうとするが増野の《氷瀑の執政》が再び道を切り開く。藤本は《氷瀑の執政》を《ドロモカの命令》し、《爪鳴らしの神秘家》を《残忍な切断》して収拾を図るが増野の追撃《雷破の執政》が厳しい。さらに増野が《氷瀑の執政》をもう1枚追加してなんとか押し切った。

 

増野 1-1 藤本


Game 3

後手の増野《爪鳴らしの神秘家》スタートを藤本が《究極の価格/Ultimate Price(DTK)》で咎める出だし。

増野は続いて《空乗りのエルフ/Skyrider Elf(BFZ)3/3で出していくが返しの藤本は《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)

増野「サイはサイ強だなあ」

このマッチで何度もかましたおやじギャグをつぶやきながらこれを《焙り焼き/Roast(DTK)》していく。さらに速攻を持つ《獣呼びの学者》もレッドゾーンへ。

藤本は《風番いのロック/Wingmate Roc(KTK)》を単独召還。手札の《ドロモカの命令》2枚を生かすためのやむを得ない措置だがこれを増野に《残忍な切断》されてしまうと思わず「負けかなあ」と弱音がポロリ。

ところが藤本のトップが《先頭に立つもの、アナフェンザ》で色めき立つ。ここから《ドロモカの命令》で《空乗りのエルフ》を撃墜する。増野はもう一つ《空乗りのエルフ》5/5を出すが藤本の2枚目《ドロモカの命令》が突き刺さり、さらに《氷瀑の執政》にも3発目の《ドロモカの命令》が突き刺さる!

あんぐり口になる増野だが、後続は尽きず《雷破の執政》を繰り出しチャンプ用の《爪鳴らしの神秘家》も用意。フェッチやダメランでも細かく削られていた藤本はなんとか《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》もかき集めてみたが、クリーチャーの数の差でわずかに及ばなかった。

 

増野 2-1 藤本

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コメント: 1
  • #1

    ふじすけ (日曜日, 08 11月 2015 20:54)

    勝手に宣伝したけどG-3は友達のお店ですwでも、取り上げてくれてありがとね。