第1ドラフト  有田賢人の場合                   by Yui Takagi

11月に世界選手権を控えた、2016年度日本代表・有田賢人のピックを見てみよう。

ちなみに発売翌日であることもあり、このドラフトがカラデシュでの初めてのドラフトであることをあらかじめ記しておく。

1-1

レアの《静電気式打撃体/Electrostatic Pummeler(KLD)》と悩んでいたが、まずは安定した除去からの入り。

1-2

初手に続いて、強力な除去を続けてピック

1-3

ここで3マナ3/3速攻の《真鍮の災い魔/Brazen Scourge(KLD)》をとると思われたが、ここで緑に手を伸ばす。これについては

「《真鍮の災い魔/Brazen Scourge(KLD)》をとると色が決まってしまうのを嫌った。《高峰の職工/Highspire Artisan(KLD)》はそこそこ強いので手を出した」

とのこと。

1-4~6

赤緑のピックが続くが、ここで有田は緑の流れが悪いと感じ始める。

1-7~9

かねてより流れの良かった黒に切り込んでいく。《航空艇/Sky Skiff(KLD)》と《夜市の見張り/Night Market Lookout(KLD)》の相性は要注目とのこと。

というわけで、赤緑から赤黒に舵を切って第1パックは終了。

2-1

ここでも火力からまずは確保

2-2,3

2-4

ここで爆弾の《霊気烈風の古きもの/Aethersquall Ancient(KLD)》が流れてきて、とるものもなくピック。このまま青の流れが良ければ色変えも検討したが、結局青は流れてこずお蔵入り。

2-5~7

赤と黒の流れはよく、素直にピックしていく

2-8~10

3-1

《霊基体の匪賊/Aetherborn Marauder(KLD)》《配分の領事、カンバール/Kambal, Consul of Allocation(KLD)》もあるが、《夜市の見張り/Night Market Lookout(KLD)》とのシナジーがある《航空艇/Sky Skiff(KLD)》から。

3-2~4

除去ばかりなデッキに、心強いアタッカーが加わる

3-5~7

流れをきちんと読み切り、強力な赤黒カードが流れてくる。

というわけで、以下のような赤黒デッキが出来上がった。

初めてのドラフトということもあり、あまりカードを吟味できなかったとのことであるが、除去の多い赤黒デッキが出来上がった。