第2ドラフトピック : 石原隼の場合

by Yui Takagi

「今日でこのエキスパンションを剥くのは4パック目になりますね」

昨日の初ドラフトでは機体を4機投入した赤緑デッキで3-0を成し遂げた石原隼のピックを追っていく。

1-1

レアが受けの広い《高速警備車/Fleetwheel Cruiser(KLD)》、他にはきっかけになる強力カードもなく色を見極める意味でもこのピックは鉄板か。

1-2

他には《航空艇/Sky Skiff(KLD)》《断片化/Fragmentize(KLD)》があったが、やはり基本スペックが高いことがありこのピック

1-3

強力な除去カードが流れて、第2色候補に赤を

1-4

《垂涎グレムリン/Salivating Gremlins(KLD)》が他に考慮されるカードになるが、ここは航空戦力を選択。

1-5

序盤の攻防に役立ちそうな《光袖会の職工/Glint-Sleeve Artisan(KLD)》が流れてくる。他には《製造機構/Fabrication Module(KLD)》があり少し悩んでいたが、テンポの良さや色主張を考えたピック

1-6~11

白いカードが多めに流れてくる。主張のために下に白を流さないようにする。この時点では下に黒を譲る感じだそうな。

第1パックは強さに従って白を重点的にピックすることができ、上場の滑り出し。

2-1

他に候補は3点をすべてのクリーチャーに与える《焼夷式破壊工作/Incendiary Sabotage(KLD)》があったが、石原は自分のデッキに《焼夷式破壊工作/Incendiary Sabotage(KLD)》は合わないと考え、機体を選択した。

2-2

《空渦鷹/Skyswirl Harrier(KLD)》《縄張り持ちの大喰らい/Territorial Gorger(KLD)》といった、強い白赤の含まれたパックから、やはりコストの軽くて強いものを選択

2-3

候補はアタッカーブロッカーに3点ダメージを与える《絶妙なタイミング/Impeccable Timing(KLD)》があったが、石原は昨日のトーナメントであまり有効に機能しないインスタントと考え、クリーチャーのピックを選択した。

2-4~5

強力な火力と航空戦力をホクホクしながら手に入れる

2-6

白赤であれば《むら気な巨人/Wayward Giant(KLD)》をピックするところであるが、石原はここで《鎧作りの審判者/Armorcraft Judge(KLD)》に手を出した。想定としては、このカードをタッチで採用したいと考えたとのこと。製造持ちクリーチャーがそれなりに含まれていることから、確かに機能しそうである。

2-7~9

ただ、その後は緑には手を出さず淡々と白赤ピックが続く

第2パックを終えてデッキは大方完成の印象がある。

ここからさらなる肉付けをして最強デッキにしたいところ。

3-1

ただ、ここで神話レアが顔を出しては取らざるを得ない。

ちなみに対抗は《変速の名手/Gearshift Ace(KLD)》、レアがこれじゃなければきっと2/1を喜んでピックしていた。

2-2~7

ところが、ここからぴたっと白赤の流れが止まってしまう。

3手目に至っては白も赤もパックにはなく、やむなく《亢進するサイ/Thriving Rhino(KLD)》をピック…

結局終始第3パックは白赤のカードの流れが悪く、緑に至っては残り2枚で《ピーマの先導/Peema Outrider(KLD)》が流れる始末であった。

ただ、序盤の貯金でデッキとしてはそこそこのもの完成した。

結局、悩んだ挙句《サヒーリ・ライ/Saheeli Rai(KLD)》をタッチすることにしたという。

 

石原の戦いぶりについては第9ラウンドのフィーチャーマッチで取り上げることとする。